about me

工藤光子 理学部共通教育推進室 特任准教授
 
大学での担当科目:理学部共通科目 Science with Active Learningを担当
   理学部で学んだ知識をアウトプットするための授業
理学とキャリア SAL1
サイエンスコミュニケーション入門 SAL2
理数教育企画 SAL3A
サイエンスコミュニケーション実践 SAL3B
新学術領域「細胞壁情報処理機能」2011-2016 広報担当
分担者としてHP制作・移動展示作成など行っています
国際生物学オリンピック日本委員会 運営委員 2016.5-
これまでは某出版社で高校生物の教科書編集の仕事をしていました。研究現場へのアンテナと教育現場へのアンテナは常に持っていないと、、ということでお誘いいただき参加しています。
科学基礎論学会・サイエンスコミュニケーション協会に所属しています。
生命科学の研究成果を伝える場を作る仕事をしています
サイエンスコミュニケーションという言葉が流行する(?)ずいぶん前の96年から活動しています。手がける媒体は展示・映像制作・HP制作・イベント・グッズなどデータに合わせて行います。教育関係のつくりものも手がけます。最近は、科学の周辺分野(科学哲学・科学史・科学技術社会論・研究倫理など)がどうやってできてきて現在はどうなっているのかを踏まえた上で、自分の手がけていることが一体全体今後どうなるのかを考えながら、具体的には生命科学の研究成果を文章、展示、などで伝える活動をしています。
Science Communication And Production
 「コミュニケーションだけではなく、モノを作っていくことが大切」ということで前職場の岡田節人先生が考えた私の当時の所属部門名です。私は単純に手先がわりと器用で、ものづくりが好きだっただけなのですが、展示を作ったりグッズを作ったりすることを通して、研究成果への理解が深まり、それをいろいろな分野でてがけることで、気が付けば生命科学を俯瞰的視野でみられるようになりました。びっくり!?恐れ多いけれど、実験ではなく、表現することでも、こんな視点が得られるんだというコミュニケーターの醍醐味を多くの若者に伝えたいと思っています。が、実情はなかなか難しいけれど・・・。
日本のいわゆるサイエンスコミュニケーションの中で言うと・・・
 サイエンスコミュニケーションといっても目的によっていろいろな領域を含みます。理科教育とか、科学政策への参加を促す(ヨーロッパ型のサイエンスコミュニケーション)、科学リテラシーの向上(オーストラリア型のサイエンスコミュニケーション)、研究費獲得(アメリカ型パブリックアウトリーチ)、、。活動を開始した96年にはサイエンスコミュニケーターなどといっている人は誰もおらず、天職だと思った私はサイエンスコミュニケーターって何する人ぞ?と考え始めたわけですが、世の中があれよあれよとブームを作り、結果、現在では、私はその中でもパブリックアウトリーチに近いのかな?と割り切りました(笑)でも広報とはちょっと違うんだよなという心持ではありますが。ただいまパブリックアウトリーチでモノを通してということをなんという言葉で表現するか、Science Communication and Productionだよなぁ、でもサイエンスコミュニケーションと紛らわしい・・・というというジレンマで悩んでいます。
 

 

1996年3月
名古屋大学大学院 理学研究科 生命科学専攻 修了(理学修士)
1996年4月
JT生命誌研究館 コミュニケーション部門 スタッフ
2001年1月
同部門チーフ
2004年6月
出産を機に退職
2004年6月-2008年9月
アメリカとドイツで生活(この間にフリーで活動)
2010年4月
立教大学理学部サイエンスコミュニケーションプロジェクト      プログラムコーディネーター
2013年4月
現職